雨量計システムの設置について

2019年03月01日

← 前の記事  次の記事 →

 
前回の続きです.雨量計システムは,実際に某所に設置しました.今回はその施工の模様と,得られた知見をご紹介します.

図:設置した雨量計システムの全体構成
  まず,雨量計(①)と,盤(②)の間の配管作業が必要です.雨量計からケーブルを通し,盤内に引き込み,盤内で固定したWio LTEに接続する一方で,LTE通信のためのアンテナは金属の盤の外にだす必要がありました.Wio LTEに標準で付属するアンテナでは短かったため,5mのアンテナを別途用意し,それを盤の外に出すことで対処しました(③).ちなみに,雨量計には寒冷対策としてヒーターが内蔵されており,ヒーターのために電源ケーブルもつないでいます.
   施工作業に立ち会うまで,勉強不足で恥ずかしながら施工にかかるコストをほとんど意識していませんでした.しかし今回のように各現場での施工が必要なソリューションでは,実は施工に一番コストがかかり,かつスケールしにくい(職人頼みになる)構造になる場合があることがわかりました.IoTの文脈では,屋外にカメラやセンサを設置して何らかのデータを収集・可視化するという話がよくありますが,表面上は見えなくても裏にはこのような構造が存在する場合があるかもしれません.


付記:

今回はWio LTEを盤内のケースに固定しましたが,Wio LTEを納めるのにちょうど良いケースがあると,パーソナルユースでも便利だと思います.そこで,3Dプリンタでケースを作ってみました.

Wio LTE用ケース 



アンテナ用の穴付き
 
 各インタフェースを外からみた様子
 
 
ご興味を持って頂けましたら,ぜひご一報ください.